4回目の抗がん剤治療が直前でキャンセルに

4回目の抗がん剤治療が直前でキャンセルに 抗がん剤治療

無事に退院をし、初めての通院での抗がん剤治療の日でしたが、診察をした結果、治療を目の前にして延期となりました。

病院に着くまでが一苦労

初めての通院治療の日。

この日は「自宅でベッドから車椅子に乗せた状態で介護タクシーを待つ」というミッションから始まりました。

病院で介護指導は受けたことは受けたのですが、病院の時間的な都合?により、排便が行われていない状態で見学するのみだったため、車椅子に乗せるのは初めて。

緊張しながらその日を迎え、「せめて雨が降らなければ…」と思っていたのに当日は土砂降り。

不幸中の幸いか、思ったほど苦労もなく車椅子に乗せることができ、介護タクシーを待ちます。

退院時にお世話になった介護タクシーの方が迎えに来てくれ、雨がザーザー降る中タクシーに乗せ病院に出発。

そして退院前に病院で朝イチに病院玄関前にて玄関前にて開き待ちするようにとの指導があったので、早い時間に自宅を出発。

やっと診察、でも治療は延期に

開門15分前に到着した所、すでに多くの人の列がありました。

朝イチに病院に着くことの理由としては、血液検査の結果に時間を要するからだと思われます。

血液検査の結果で治療を行いますが、その治療も6〜7時間かかる長丁場なため、そのような指導があったのだろうと予測。

開門後受付を済ませ、指定された場所で血液検査を行い、その後別の場所で体重測定(車椅子ごと)を行ってから血液内科の診察を待ちます。

しばらく待ったあと名前を呼ばれて診察室の中へ。

これまでお世話になっていた血液内科の先生が3月末に移動になったため、新しくなった先生にお会いするのははじめて。

今までの先生は病気の重大さや治療の厳しさのためか、かなりの辛口で…何度か絶望した事も。

今回の先生はどうかな…と思うながら入室しましたが、やはりこちらもかなりの辛口。

まぁ病気のことを考えれば自然とそうなるのでしょうが…いやはや。

ここに来て父の前で最期の話で軽いジャブ(軽いか?)。父も神妙な面持ち。

そんな苦しい話が終わり今日の治療に関しての話になり、血液検査の結果数値も良好なのでこの後治療をしましょうという事に。

その時、父が軽く咳。

一緒にいればこれまでの咳と何ら変わらず問題ないと思えたけれど、こと先生はこれに敏感に反応。

「咳が出ていますね…⚪︎⚪︎の数値(失念)は、うーん…少しあるかな…大事を取って今日の治療は延期しましょう」

うっ…

ここまで来るのがとてもとても大変だったのに…

早く治療を再開したいのに…

色々な感情が湧き上がってきたけれど、一番大事なのは父の体。

年齢的もさまざまなリスクを抱えての治療になるわけだから、先生の判断は賢明なはず。むしろありがたいと思わなければ。

ということで、父の抗がん剤治療4クール目は延期となりました。

介護タクシーが予約できない!

会計を済ませ10時、ここにきてふと感じた不安、それは

介護タクシーが呼べるだろうか…?

というのも、介護タクシーを予約した時点で帰りのタクシーも予約済ですが、予定外で治療がなくなり車椅子と共に帰らなければならなくなった訳で。

電話をしてみると案の定、迎えに行けるのは早くても2時間後とのこと。

うーん、困った。

というのも、父は入院中も治療の移動はベッドごと行っており、車椅子に乗るのはリハビリ中の30分程度のみ。

それなのに今日はもうすでに2時間以上も車椅子に乗っているわけで。

体の負担を考えると、なるべく早く帰宅してベッドに横にならせないと、 熱が出たら非常に厄介な事になる…

そこで、父を抱き上げて私の車に乗せようとしたのですが、うちの車の形状のせいでどうにもならず。

そうこうしているうちに二進も三進も行かなくなり父が中途半端な状態で動かせなくなってしまいました。

仕方なく病院に駆け込み人の手を借りて何とか車の中へ。あぁぁ、感謝。

しかし車椅子も乗らないから、結局仕事中の妹を呼んで車椅子を持ち帰ってもらうことに。

家に着いた頃には父だけでなく私ももうへとへとに。体がというよりも心が、という感じ。

血液検査が出来て数値がわかっただけでも良しとする

4クール目の治療は叶いませんでした。

大雨の中、父も慣れない車椅子で3時間近くも座り続け、床ずれからの炎症・発熱など悪い事ばかり心配になり、挙句治療は受けられず。

でもそれは大事を取ってそうしてくれたということで、先生の配慮には感謝しなければならないでしょう。

そして、在宅介護では出来ない血液検査が出来たおかげで、白血球が減少してないということがわかっただけでも良かったかな。

次の治療まで、何事もなく過ごすのみ。

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