放射線治療もまだ終わらない中、ついに抗がん剤治療の1回目のクールが始まりました。
娘には見せたくない容体だった
抗がん剤治療の第一回目、それまでに様々な説明は受けましたが、実際に治療を受けるのは想像もしていなかったようなことが起きるのだろうとは思っていました。
が、結構大変だったという父の言葉。
というのも当時の病院の面会時間は14時からで、私が代表者として毎日15時を目安に面会に行っていたのですが、その日いつものように面会に行くと、穏やかにベッドに横たわる父が。
どうだった?
と聞くと、

父
いや…大変だった。あの姿を見せずに済んで良かったよ
と言う言葉。
え!?怖い…いったい何があったの??
震えが止まらない…寒い、寒い!
話を聞いたところによれば、父の治療が始まったのが午前中11時頃から。
何本目かの点滴が終わったところで突然ガタガタと体が震え出したのだとか。
その時は熱が上がったためのものだそうで、先生曰く「1クール目の抗がん剤治療では普通」なのだそう。
とはいえ父にとっては初めての経験なわけで、

父
寒くて寒くて震えが止まらなくて看護師さんに毛布を持ってきて!とお願いしたよ
その点滴はほとんど終わっていたためすぐに中止し、するとその後スッと熱は下がり落ち着いたそうで、その頃に私が到着したという訳。
言葉にすると「震えが止まらなかった」ではありますが父曰く

父
きっとあんな姿を見たら不安になっただろうから見ないで良かったよ
と、私が想像する以上に壮絶だった様子でした。
救いと言えば、先生が「もうこれからはこんな風になる事はないから大丈夫」と言ってくれたこと。
それなら良いけど…
何はともあれ、なんとか終わった抗がん剤治療1クール目。
まだまだ先は長い…
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